子牛を買ってくる?肥育農家について

投稿日: カテゴリー: 近江牛のこと

橋場牧場は現在200頭の近江牛を育てる肥育農家です。
私たちが牧場を営む大中という地域には肥育農家と一貫農家が存在します。

では今回は肥育農家と一貫農家の違いについてのご説明

まず肥育農家とは
子牛を他県から購入してきて、滋賀県で約2年ほど育てて出荷する農家です。
橋場牧場では現在子牛を九州地方から購入してきて肥育を行なっています。

続いて一貫農家とは
母牛となる牛を他県から購入してきて、2年ほど母になるように育て、
子牛を産ませ、育てる農家です。

最近では滋賀県の牧場の多くも一貫農家が増えてきました。
子牛が生まれる際には夜中でもつきっきりになる、生まれてすぐは子牛も弱いので常に気をつけてあげないといけない、さらに一生懸命育てても良い肉質に育つかどうかは確実には分からない、、、

そんな一貫農家、聞いただけで大変そうなのになぜ一貫農家が増えているの?と思いませんか。

理由の第一に子牛の価格の高騰があります。
東日本大震災、口蹄疫問題などにより良い血統を持つ母牛の数が減ったことによる子牛の減少があります。
私が牧場の嫁になり6年目になりますが、6年前では「40万超えてるわ、高いわ〜」と言っていた子牛の価格が
一時期は100万越えになりました。(今は少し落ち着き、倍近くの70万や80万になっています。)

さらに子牛を産ませて育てる繁殖農家さんの高齢化
農家全体の問題でもありますが、「繁殖」というお仕事を誰も継がなくなってきて、子牛の頭数が増えないという現実があります。

そんな少ない子牛を全国から買いに来て競りをするので高騰化していくのは至極当然、
なのに育てた後の競り価格や牛肉の金額自体は倍になっているか?というとそうでもないので、
肥育農家としては仕入れが高いのに売りが低いのでとても厳しい現状にいるのです。

そこで、少しでもと一貫農家で子牛から育てようとする農家さんが増えているんです。

ではなぜ、橋場牧場は一貫農家に切り替えないのかと言うと
1つ目に、過去に父と母が子牛から育てていて、大変さを知っているから。
2つ目に、生まれてすぐの子牛ってめっちゃ可愛いらしく、こんな可愛いのを3年近く育てたら出荷できなくなるからだそうです。

そんな主人も現在、宮崎県に子牛を買いに出張中。
橋場牧場に新たに入ってくる子牛たちも小さくて人懐子牛ばかり。7ヶ月目でこんなに可愛いのなら産まれたてなんてもっと可愛いのが納得できます。

   

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